What's New No8
生涯健康手帳
2005/04/11
私は「ヘルス・チェック」と題する手帳をもっている。今は3冊目である。これは20年間
の私の健診結果をノートブックに貼り付け、1枚目のところにグラフ化したものである。あると
きこのノートブックを持って、知り合いのT大学病院助教授にみせたところ、「へえ、そこまで
やりますか!」と半ばあきれた顔をしつつも、「すごいデータですね」といわれたことがある。
一般的には健診データの蓄積は「疾病の予防や生涯にわたる健康増進に重要」とされているが、
なるほど、自分のデータを眺めていると、あるひとつの法則があることがわかった。私の場合、
なんらかの問題を抱え込んだ時期はやはりそのストレスのせいからか、生活が不規則になり、飲
酒の回数も増すためか、肝機能の数値が悪い。また食生活も乱れているため、総コレステロール
や中性脂肪の値も悪くなっている。10年ほど前の私のメモには「酒はほどほどにして、緑黄色
野菜を取り、運動をよくして、あまり無理せず、一日を感謝のこころで過ごしましょう!」と記
されている。なかなか簡単なようで実行が難しいのだが、このように自分の健診データを眺めて
ゆくだけで多くのことがわかるのは事実である。
日本経済新聞夕刊2005年4月5日号には「皆健診で生活習慣病予防」という記事が掲載
されたが、厚生労働省は生活習慣病予防対策を強化することで、病気になる人の増加を抑え、中
長期的な医療費抑制につなげるという。
「糖尿病の場合、健診受診率が6割から9割に、事後指導の割合が7割から9割にそれぞれ
高まると、発症者数は長期的に約2割減ると厚労省は見込む。仮に生活習慣病の発症者が2割減
れば2025年度には年間医療費を4%(2兆8千億円)削減でき、長期的な抑制効果が大きい
と同省は試算している」
健診で生活習慣病の発症リスクが高いとわかれば、禁煙・運動・食生活の改善等々、生活習
慣病対策に早期に取り組むことができる。自分の健診データを「生涯健康手帳」に書き込むこと
で、自身の健康状態についての認識をいっそう高めることができる。ちょっとばかりアナログで
赤鉛筆の書き込みがあるぐらいの方が実際的かもしれない。個人情報保護法の時代には自分自身
の手づくり<生涯健康手帳>がおすすめかも・・・
本部長 河井 正康
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